空の少女と海の少年


「……あ!名前!」


春は夢を思い出しハッとする

夢の中では声しか聞こえなかったから
どんな人なんだろうかと
春はドキドキしながら呟いた


「……サラ。」

『何?』

「うあっ!?」


目の前に突然現れたサラは
金髪のボブヘアに金色の瞳の美女

春は目を輝かせて
布団の上に乗るサラを見つめた


顔小さっ!
目でかっ!
髪さらつやーっ!


春が感動していると
廊下から奈々の声が聞こえて扉が開いた

もう布団の上にサラの姿はなかった


「……あれ?」

「春っ、先生来たわよっ!」


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