空の少女と海の少年
「あら、顔色いいじゃないの。もう平気そうね〜。」
「陸呼んでくるわね。」
奈々が部屋を出て行くと
春は控えめに先生に聞いた
「あの〜……春って1日くらい寝てました?」
「3日よ。お友達に感謝しなさい。この男の子なんか自分の怪我も酷いのに、3日間付きっきりであんたの事看病してたよ。もう離れなくて、困ったわよ〜。」
「え……?」
先生の話を聞いて
春は驚いて目を見開いた
3日間寝てたことじゃなくて
海斗がずっと看病してくれてたことに
「ああ、それと校長先生が呼んでたよ。支度できたら行きなさい。」
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