空の少女と海の少年
「ほら、パンじゃない。」
「くっ……。」
奈々が勝ち誇った笑みを浮かべると
陸は悔しそうに唇を噛み締めた
そんなくだらない事で
喧嘩していたのかと
溜め息をついた海斗は
あ。と何かを思い出した
「俺ら校長に呼ばれてなかったっけ？」
｢｢｢……あ。｣｣｣
四人は顔を見合わせた
校長からの呼び出しをシカトってやばい？
つか何で呼び出し？
庭壊したから？
もしかして請求される？
４人が考えを巡らせていた時
ピンポーンと来客を知らせる
チャイムが部屋に鳴り響いた
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