ラヴドロップ
あーむなくそわりぃぜ
瀬那に会いてぇー…
『離してってばあ!』
瀬那の声が聞こえた。
何してんだあいつ?
瀬那は男に腕を掴まれてどこかに連れていかれそうだった。
俺はとっさに瀬那を助けた。
男はみっともねぇ面で帰って行った。
俺は瀬那に声をかける。
『瀬那?大丈夫か?』
『大丈夫です。ありがとうございました』
なんか 瀬那の様子がおかしい…
瀬那は
『何でもないです。さようなら。』
と言って俺の前からいなくなった。
俺は突っ立っていると
瀬那の友達が話しかけてきた
『梶原先輩!瀬那知りません?』
『さっき走って行っちまった…』
俺はショックだった
あんな冷たくされたのは初めてだったから…
『なんで止めてくれなかったんですか?瀬那…前にもあったんです。急にいなくなった事…だからすごく心配なんです!』
そーいえば瀬那…泣いてたな…
『瀬那になんかあったのか?』
『先輩のせいですよ!先輩が…女とキスなんかしてたから…』
え…
もしかして瀬那…見てたのか?