ラヴドロップ
その日 私は日直で
先生に日誌を渡すため
職員室に行った。
職員室のドアを開けた途端誰かとぶつかってしまった。
私はとっさに
『ごめんなさい!』
と謝った。
顔を上げるとー…男の先輩がいた。なんか 怖い…
私 殴られちゃったらどーしよぉ!馬鹿な私は1人で混乱していた。
『大丈夫?怪我はない?ごめんなー俺がよそ見してたせいで!あっこれ君のクラスの日誌?』
意外な言葉に焦る私…
『大丈夫です!あっそうです!うちのクラスの日誌です!ありがとぅございます!』
『どういたしまして♪じゃね』
そう言い残して先輩は帰って行った。
やさしい先輩だったなあ…
また会えたらいいなあ…
私はいつの間にか先輩の事で頭がいっぱいだった。