スタッカート



また来るからと約束をして、病院をでて、いつもは二人で歩いていた、バス停までの道のりをひとりで歩いた。


冷たい風が頬を掠めて、胸がきゅうっと苦しくなる。



アスファルトが鈍く光るこの道

ぽつりぽつりと明かりが灯り、真っ赤な夕陽が溶け始めていた。
< 117 / 404 >

この作品をシェア

pagetop