スタッカート


トキと会えない間

寂しくて、怖くて、仕方がなかった。


怯えるような表情
繋がらない電話



もう二度と会えないのではないか。

会ったとしても、以前のようにはなれないのではないか。

そんな不安ばかりが、胸を埋め尽くして。


まるでとても大きな何かが、体からもぎ取られてしまったように、痛くて。



トキにとって私なんて、きっとどうでもいい存在で、すぐに忘れてしまうような、そんなものでしかないのかもしれない。



それでも


もう、私には。
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