クローバー

城の周りは数人の騎士が交代で見張りをしているので一般人が簡単に中に入る事は出来ない。
セイも今は一般人だが、サヤのおかげで入れる。
城内もセイがいた頃と全く変わっておらず、廊下には真っ赤な絨毯が敷かれ、天井の所々にはきらびやかなシャンデリア。壁には誰が描いたか分からない絵が並んでいる。
二年前と変わらず、落ち着かない城だ。
｢どうですか？懐かしいでしょう｣