クローバー
サヤの必死な抗議を聞いても、セイ隊長は呑気。
「仕事が欲しいなんて変わってんな、お前」
「騎士隊として国民の役に立ちたいんです」
「……」
セイ隊長は窓の外を見つめ、暫く何かを考えた後、ポツリと呟いた。
「天気もいいし、散歩でも行くか」
「はい?」
私は任務をくれって言ったのに…散歩?
ホントにこの人は何を考えているのか分からない。
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