クローバー

避けられない！
そう思った時、目の前にセイ隊長が飛び出して来て肩を斬られた。
｢セイ隊長！｣
｢この野郎！｣
セイ隊長はすぐに体制を立て直し剣を振り敵の胸をえぐった。
｢セイ隊長！｣
サヤが声をかけるとセイ隊長は傷口を押さえ息を吐いた。
｢たく、だから面倒なんだよ｣
｢……｣
｢サヤ、約束しろ｣
｢はい…｣
｢私に、お前の命を背負わせないって｣
｢はい｣
部下の命は背負わない第二部隊隊長。私の命は背負わなくていいと言ったほど私を信頼してくれた。