クローバー
人々が安心して暮らせる為に、極力人前には出ない。
前にセイ隊長が言っていたが、サヤにも何となく分かって来た。
セイ隊長は他の誰よりも平和を望んでいる。騎士としては珍しい甘い騎士だ。
だが私はそんな甘い騎士を許し付いて行くと決めた。
けど、それすらも王の命令により崩れてしまう。
「魔女狩り…?」
セイ隊長はレオン総隊長を前にして呆然と呟いた。
いつものように魔女の城へ行こうとしていた所に、召集がかかりレオン総隊長の部屋に集められた。
そして最初に言われたのが「魔女狩り」。
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