クローバー
「女神の力に怯えているのに、女神は殺さないのですか?」
「使えるものは使いたいんだろうね。王様は珍しいものが好きだから」
そう言うレオン総隊長はいつもの笑みとは違い、不敵な笑顔を浮かべた。
こいつ…何考えてるんだ。
この時のサヤにはレオン総隊長の企みに気付いていなかった。
そして、この日からセイ隊長はサヤの前から消えた。サヤの気持ちだけを置き去りにして…。
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