クローバー
またセイと一緒にいられるんだ。コトハには申し訳ないけど、もう少しセイの隣にいたい。
「必ず守るから」
セイがヨツバの頭に手を置いた瞬間、足音と殺気が迫ってくる。
「それは貴女の役目じゃないわ」
「マリアさん…」
マリアさんの後ろにはヒナタも付いていて、二人ともセイに向かって鋭い殺気を放っている。何だかこの感じ嫌だ。凄く怖い。
「フタバの力は騎士にも誰にも渡さない」
一歩近付いて来るマリアさんに、セイはヨツバの前に出た。
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