クローバー
セイも無理だと思ったのか、冷静を取り戻し諭すようにマリアさんに言った。
「私に時間をくれ。魔女には手を出さないよう騎士隊に伝える。お前達の要求を飲むよう伝える。だから戦争は起こすな」
騎士隊を説得するなんて無謀に近い。彼等も女神の力を利用しようとしているのに…。おまけにセイが乗り込んで行けば、きっとそこでは争いが起こる。もしセイが死んだりすれば、結局戦争は起こってしまう。
でもセイは、国民の為、この国の為、そして私の為に必死に止めようとしてくれている。
「私に時間をくれ。魔女には手を出さないよう騎士隊に伝える。お前達の要求を飲むよう伝える。だから戦争は起こすな」
騎士隊を説得するなんて無謀に近い。彼等も女神の力を利用しようとしているのに…。おまけにセイが乗り込んで行けば、きっとそこでは争いが起こる。もしセイが死んだりすれば、結局戦争は起こってしまう。
でもセイは、国民の為、この国の為、そして私の為に必死に止めようとしてくれている。