クローバー

｢バカ…私は絶対に死なないからな｣
そしてセイはヨツバの手を引いて走り出した。
私は死なない。だからお前も絶対に死ぬな。
｢分かってますよ｣
サヤは久しぶりに懐かしい気分になり、やっと胸のモヤモヤが取れた気がした。
だが目の前の敵は怒りの限界に達していた。
｢本当にウザいな…もう皆死ねよ｣
そして右手を掲げ、辺りが光に包まれた。
絶対に死ねない。私には守らなければならない約束がある。