クローバー
マリアさんと約束した次の日の深夜。今日もぼんやりと浮かぶ月を眺めながら、ヒナタはマリアさんを待っていた。
「マリアさんまだかな?」
早く会いたい。ここから出たらまずはお父さん達のお墓を作って、そして美味しいものを食べて、魔力の事を勉強してマリアさんの役に立とう。
これからの事を想像してワクワクしていると、足音が聞こえて来た。マリアさんだ、と思ったが、その足音は二つ。声も。
「だから早く殺しておけばよかったんだ」
「マリアさんまだかな?」
早く会いたい。ここから出たらまずはお父さん達のお墓を作って、そして美味しいものを食べて、魔力の事を勉強してマリアさんの役に立とう。
これからの事を想像してワクワクしていると、足音が聞こえて来た。マリアさんだ、と思ったが、その足音は二つ。声も。
「だから早く殺しておけばよかったんだ」