クローバー
「嘘。マリアさんと約束したもん」
「来ねぇよ。あいつは俺達が殺したからな」
「嘘…」
約束したんだよ?絶対に迎えに来るって。なのに、殺したの?
「安心しろ。お前もすぐにあいつの所に送ってやる」
そして、男は引き金を引いた。
ドンッ--。
「これで片付いたな」
倒れた少女を確認し、男達は村へ戻る為に歩き出した。
「?」
男の一人が背後で違和感を感じ振り返った瞬間、何の前触れもなく少女がいた牢屋が爆破し吹き飛んだ。
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