クローバー
セイは剣を空に掲げ、
「流星の雨!」
斬撃の雨が容赦なく騎士達を襲い、動きを止める。
その時、パチパチと渇いた音がした。
「さすがだね。一瞬で片付けるなんて」
レオンだ。セイはレオンを睨みつけ、
「すぐに隊員を引かせろ…」
「女神が手に入ればね」
セイの嫌いな笑顔を浮かべ答えるレオン。すぐにでもこいつのにやけ面を殴りたいが、それは後だ。
セイはヨツバを後ろに下がらせる。
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