クローバー
「隣国との戦争の為にヨツバを使うな…。例え戦いになったとしても、騎士隊がいれば何とかなるだろ!それでも無理だと言うなら私も手を貸す。だからヨツバを諦めろ!」
するとレオンはフッといつもと違う笑みを浮かべる。
「セイ…僕は疲れたんだよ。戦いというものに」
「何?」
「戦っても戦っても敵は増えるだけ…もう疲れたよ。だから女神の力で隣国を潰してもらう」
「国を…滅ぼすの…」
背後でヨツバが声を震わせる。
レオン…てめぇ何考えてんだ。
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