クローバー
セイが右手を高く掲げると、レオンも剣を掲げた。
「ああ…そうしよう。セイ!僕の全力の攻撃を受けてみろ!」
するとレオンの頭上に巨大な光の手が現れた。
「バカみたいな技出しやがって…ふざけんなよ」
レオンの攻撃に少し後退りしそうになったが、セイの背中にヨツバが抱き着いて来た。
「信じてるから…セイの事…誰よりも…」
「心配するな…お前は私が守る」
体力の限界だったセイの中に、ヨツバの力が流れて来るような気がした。
「死ね!セイ!」
「来い、レオン!」
私の背中には、死なせてはならない大切な人がいる。だから私は、負ける訳にはいかないんだよ!
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