クローバー
「君しかいないんだよ」
「…お前がいるだろ」
今回の事件を起こした首謀者とは言え、騎士達も国民もレオンを信用している。多くの犠牲者が出たが、国を背負う事が出来るのはレオンしかいないだろう。悔しいが…。
だがレオンは下がらなかった。
「僕はもう駄目だよ…国民を裏切った。君なら、国を守ってくれると信じている。セイ、任せたよ…」
「勝手な事--」
言うな、と怒鳴ろうと振り返ると、レオンは右手に持った剣で自らの胸を刺し、その人生を終わらせた。
「…お前がいるだろ」
今回の事件を起こした首謀者とは言え、騎士達も国民もレオンを信用している。多くの犠牲者が出たが、国を背負う事が出来るのはレオンしかいないだろう。悔しいが…。
だがレオンは下がらなかった。
「僕はもう駄目だよ…国民を裏切った。君なら、国を守ってくれると信じている。セイ、任せたよ…」
「勝手な事--」
言うな、と怒鳴ろうと振り返ると、レオンは右手に持った剣で自らの胸を刺し、その人生を終わらせた。