クローバー
アッシュとの距離が開いたヒナタは持っていた剣を投げ捨て、フタバに叫ぶ。
「今の内に逃げて!」
「ヒナタ…」
「大丈夫。必ず約束は守るから」
「約束だよ。ヒナタ」
そしてフタバはまた走った。ヒナタの笑顔を信じて。
きっとヒナタは約束を守ってくれると信じて。
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