クローバー
こんな奴をフタバの側に置いておくのは危険だ。フタバが安全な所まで逃げ切れるまでは、私がこいつを引き止めておく必要がある。それも、いつまで持つかは分からないが。
ヒナタはアッシュに不敵な笑みを見せ、
「逃がす為に私が来たのよ」
「俺だけに全神経を向けていていいのか?」
「何を言ってる…?」
確かにヒナタはアッシュの言う通り神経を騎士へと向けている。この男がフタバを追いかけないように見張っておく必要がある。
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