クローバー
そんな事はアッシュも分かっているだろう。なのに何故そんな事を聞いてくるのか。ただの質問か?それともこいつの他に仲間が…。
「フタバ!」
嫌な考えが脳裏を過ぎり、慌てて小さくなったフタバの背中に視線を送る。
必死に走っていたフタバは、突然左側の茂みから飛び出して来た剣によって肩を貫かれた。
「フタバ!」
剣と共に出てきたのは黒髪短髪の小柄な少女。入隊したばかりか、ヒナタも知らない顔だ。
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