クローバー
と、ヨツバはセイを見上げ、
「ねー、何の準備もしなくていいの?旅に出るんでしょ?」
「金が無いんだから仕方ないだろ」
「ヤダな…」
そう言うお前だって金持ってないだろ。おまけに勝手に付いて来てんだから我慢しろよな。と、ヨツバにばれないよう無表情で心の中で呟く。こいつは案外我が儘なのかもしれない、とも付け足しておく。
セイが胸中でブツブツ毒づいていると、突然ヨツバがセイの後ろに隠れた。
「どうしたんだ?」
「騎士がいる…」
「ねー、何の準備もしなくていいの?旅に出るんでしょ?」
「金が無いんだから仕方ないだろ」
「ヤダな…」
そう言うお前だって金持ってないだろ。おまけに勝手に付いて来てんだから我慢しろよな。と、ヨツバにばれないよう無表情で心の中で呟く。こいつは案外我が儘なのかもしれない、とも付け足しておく。
セイが胸中でブツブツ毒づいていると、突然ヨツバがセイの後ろに隠れた。
「どうしたんだ?」
「騎士がいる…」