バイバイ、Sky Blue
「てか、俺が泣いたとか絶対言うなよ!!」



「うぷぷ、どうしよっかなぁー♪♪」



そんな風に茶化していうと



「おまっ!!振り落とすぞっ」



「あはっウソだよー。そのかわりにさ、歌のこと誰にも言わないで?」



「良いけど…何で?すごい良い声だったんだけどなー」




「ホントっ!!??」



嬉しくて、ついそう叫んでしまう



「…歌うの好きなんだな」



「……うん」



「何で秘密?」



そう質問されて戸惑う



「アタシの歌は…あっちゃダメなの」



圭人は意味がわからないとでも言うように首をかしげる



「どういう意味?」



「今はちょっと…。でも、いつか言うよ。決心がついたら」



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