My guardian!〜あたしとあたしの守護霊くん〜
「…なんでいきなり前回のあらすじ的なことしてんの?」
『あたしの頭がちゃんと理解してなかったから』
「あっそ。なんでもいいけど、急げ?遅刻すんぞ」
『へ?』
壁にかかってる時計を見てみると……は、8時!?
『なんで起こしてくれないのよーっ!』
「起こしただろ!」
『急がなきゃっ…』
スッとパジャマのボタンに手をかけて、ハッとした。
『着替えるから出てって!』
「ちっ。いいじゃん、俺守護霊だし?なんなら手伝うけどー?」
にこーっと笑って近づいてくる裕人に、ハリセンを一発くらわせて退室させた。
あれっ……あたし、今…好きな人と同棲状態!?
これ、なんだかんだでヤバくないのっ!?
……まぁ、どーせ裕人はなんとも思ってないんだろうけど!!
『なんか…腹立ってきた…』