My guardian!〜あたしとあたしの守護霊くん〜
たかが500円、されど500円。
『うーわー!!』
あたしは思わず駆け寄った。
『500円見っけ!』
いつもは向こうの商店街を抜けて帰るんだけど。
なんとなく、ホントなんとなく。
この道で帰ってみたくなったんだよ。
そしたらこの展開!あたし、天才!?
もちろん、交番に届ける!……なんて、いい子ちゃんじゃないんだ、あたし。
ごめんなさい、神様!女子高生のお財布事情、わかってください!!
神様に一言、お詫びをしてから500円をポケットに突っ込んだ。
その時───…
グラッ
『お?』
「あぶねぇっ!!」