My guardian!〜あたしとあたしの守護霊くん〜
「じゃあ苺…あたし帰るけど、明日は学校に来なさい!いい?」
『はい…』
ちーん!と鼻をかみながら返事して、沙羅を送り出す。
『うぅ…裕人ぉっ……』
やっぱ死んじゃうんだよー!!あたしのせいで!あたしの代わりに!!
『ごめんね、裕人っ!!棺桶にはあたしお気に入りのドでかプリン、いっぱい詰め込むから!どうか、どうか怨まないでぇぇ!!』
「だから死んでねぇって言ってんだろがっ!」
スパーンッ
『いったあ!!』
空気の張り裂ける音と共に、頭に激痛が走った。
「だいたい棺桶にプリンって!焼いちまうんだからもったいねぇだろ!」
『でも焼きプリンになるよ?』
「あ、俺普通のプリンより焼きプリンのが好き」
『ホント?じゃあちょうどいいじゃん!』
「だなっ」
『「あはははは」』
…………あれ?
『えぇぇえぇええぇぇえ!!??ひひひひ、裕人ぉぉぉ!?』
「遅くね?お前反応遅くね?」
な、なんで裕人が!?