いつかまた桜の下で君に会えたら



「真琴、何かいいことあった?」


潤ちゃんに言われてびっくりした。



「いいこと?何で?」



「いや、なんとなく」


頬杖をつきながら、こっちを上目使いで見てくる。


その姿がなんともかわいらしい。



「確かに、何かいいことあったって雰囲気」


杏ちゃんまで。



雰囲気ってなんだよ。



「うーん、いいことっていうか不思議なこと?ならあった」







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