鳥籠の華





何か忘れてる…



あ!!お礼!!




「あの、チトセさん?」



「チトセでよろしいです」




サンが声をかけるとすぐに返事が返ってきた




「じゃあ、チトセ…いろいろとありがとう。」




サンが言うとチトセはにっこり笑顔で




「いえいえ、当たり前のことをしたまでですから。」



と言った。




「うん、あのさ…」



「何ですか?」






「また…お話ししようね……?」






こうやって誰かを誘うのにあまり慣れていないサンは


下のほうを見て言った





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