鳥籠の華




ファイは椅子から立ち上がり



どんどん離れて行くサンをさらに追い詰めた




……そして遂に――――…



――トン…ッ





「…っ!?」




サンの足がファイのベッドにぶつかった



それは一人で寝るには広すぎるくらい大きくて――…




ニヤリ…とファイの口が上がった




「、っ」



サンは逃げることをあきらめたのか



ファイの言葉を待つかのようにファイを見た





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