鳥籠の華
 




さっきより風が冷たくなってきて


寒くなったサンは自分の体を抱きしめた



今サンの着ている服は


サファイアのような淡いブルーのドレス。


長袖ではあるが少し薄くて風に揺られてる



「…」


もう少ししたら戻ろう。そう思った時だった――…



「こんな時間にどうしたのかな?可愛らしいお嬢さん。」


「…――え?」


サンはすぐに後ろを振り返った





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