鳥籠の華



サンも自分の名を名乗りお互いに軽いあいさつをしたとき


ヒュウッと風が吹いた


サンは寒さで少し震え自分の肩を抱きしめた



そんなサンを見てシリウスは自分の来ていた上着を脱ぎ


サンの肩にそっとかけた。


「こんな薄着で寒くないのかい?」


にっこりと笑ってくるシリウス


「…寒くない」


そんなシリウスに対してサンは素っ気なく返した




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