鳥籠の華



そんなある日…





「サンー」




仲間の使用人に呼び止められた




「はぁい」




「ご主人様が呼んでるわよ」



またか…



「すぐいくっ」


「ほんとご主人に気に入られてるねー」




「ふふっ」





サンは笑顔で答えた。





タタタ…ッ




廊下を小走りで歩いた。




……。




しばらくしてから立ち止まった。





「…はぁ」





ご主人様にここ最近毎日のように呼ばれていた。





サンは内心はすごく嫌だった。






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