鳥籠の華
 


チトセとバルドが話しているがファイにはもう聞こえない。





――いつだって


この手から零れ落ちていくのは…





「本当に申し訳ありません…っ!!」


チトセの悲痛な声が響く。


怒りさえも沸かなかった…





自分の希望を見出だしたものばかりで―――……。





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