鳥籠の華





「今日は我が儘聞いてくれないかなぁ?」






ニタリと笑って言われた。





「…ぃ、や」






あたしは恐怖で声が震えた。






「いいでしょ…?」







そう言ったご主人様の顔があたしの顔に近づいてきた。








――いや…っ













あたしは強く心の中で叫んだ。







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