鳥籠の華




でも、




あたしを買う人はこの街の大富豪。






そうとうな金額であたしを買ったに違いない







きっとその男にその金額を越える金が出せるはずがない











しかし、その考えはいとも簡単に外れてしまった









「なんだ、金なら出す。」








ニヤリと笑って言った








その言葉に驚き、顔を上げたあたしは男と目が合った






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