鳥籠の華




あたしとファイは会ってからすぐにここに来た。



その間ファイはずっとあたしの側にいたはず…



チトセに連絡してるところを見てない……




なのになんでかな……?




一人頭をフル回転させて考えてはみたがその答えはわからなかった



しかし、その答えはサンの頭上から意図も簡単に降ってきた




「私も…吸血鬼なので。」



「……ぇ?」




チトセはにっこり笑ってさらっと言ったがそんな軽々しく言えるようなことではない



さっきから一緒にいた人が吸血鬼だったなんて…



サンはすぐには実感が沸かなかった






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