心に潜んだ七色の鬼―刀を持った青い鬼―
「そりゃ、転校生が着たら誰だって最初はじっくり見ちゃうものじゃないですか。まだみんなあなたに慣れてないだけですって。」
「………………。」
「でもきっと、すぐに皆と仲良くなれるよ。ウチの学校、人少ないしクラスも一クラスしかないから上下とか関係なくすぐにみんな仲良くなれるって!」
「・……そうなんですか?」
「うんっ!」
問い掛けてくる女の子に俺は笑顔で答えた。
まだ学年とか名前とか知らないけど、この子とはなんだか仲良くなれる気がする。なんとなくそんな気がした。
すると、気がついた頃には正面玄関の前まで着ていた。
「はい。ここが正面玄関!」
俺は正面玄関を指差して女の子に言った。
「あ、ありがとうございます。本当にご迷惑をかけました。」
女の子は俺にそう言ってぺこりとお辞儀をした。
「いいっていいって! ここからは一人でいける?」
「はい。もう大丈夫です。」
「そっか!」
キーンコーンカーンコーン……
すると、校舎から本玲がもれて聞こえた。
「ヤベッ!! 遅刻するっ!!」
俺はドキリとして頭を抑えて言った。
「じゃっ! 俺行くから!! バイバイっ!!」
俺は女の子にそう言って、昇降口まで走っていった。
「………………。」
「でもきっと、すぐに皆と仲良くなれるよ。ウチの学校、人少ないしクラスも一クラスしかないから上下とか関係なくすぐにみんな仲良くなれるって!」
「・……そうなんですか?」
「うんっ!」
問い掛けてくる女の子に俺は笑顔で答えた。
まだ学年とか名前とか知らないけど、この子とはなんだか仲良くなれる気がする。なんとなくそんな気がした。
すると、気がついた頃には正面玄関の前まで着ていた。
「はい。ここが正面玄関!」
俺は正面玄関を指差して女の子に言った。
「あ、ありがとうございます。本当にご迷惑をかけました。」
女の子は俺にそう言ってぺこりとお辞儀をした。
「いいっていいって! ここからは一人でいける?」
「はい。もう大丈夫です。」
「そっか!」
キーンコーンカーンコーン……
すると、校舎から本玲がもれて聞こえた。
「ヤベッ!! 遅刻するっ!!」
俺はドキリとして頭を抑えて言った。
「じゃっ! 俺行くから!! バイバイっ!!」
俺は女の子にそう言って、昇降口まで走っていった。