あの晴れ空を見上げれば
「先程少年の魂を観察したが限りなく負の方向に近づいている。このままだと悪霊になること間違いなしだ。だが、霊安局の人員が足りてないので少年の方に派遣する事ができない。つまりお前は人員が来るまでの繋ぎだ。」

「いや、アタシこの後花子と決闘(ゲーム)があるんで無理っすわ」

「大体アタシみたいな下級霊いってもなんもできないし、他当たってくださいよ。」

面倒くさがってブーたれるので「この話し受けなかったら即時成仏だかんな。」
「はい行きます。人助け大好きっすヒャッホーーイ!」
ちゃんと民主的に話し合いで解決した。

「まぁそんなにアタシの力が必要ってんだからしゃーないすっね。」
乏しい胸を張る蓮緒に対し「いや、たまたま暇そうだったからな。」と軽く流す。

「あっそーっすか・・・でいつ出発すればいいんすか?」

「今すぐだな。お前が下界に降りれる様に話しはつけてあるから大丈夫だ。」


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