短編置き場・3
大川君は禁断症状に体をブルブル震えさせながら、うつろな瞳で青木君を見た。

「僕が主演の空気清浄器?木琴の女湯?」

「シャバに出れば空気清浄しまくりだし木琴も叩きまくれるぜ。女湯はちと厳しいが」

青木君がニヤリと笑うと、大川君は教室中に響く悲鳴を上げて机につっぷした。

「あああっ!僕は木琴じゃないよぉ!木魚だよぅ!」

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