短編置き場・3
「お前は木魚じゃねえって、言ってるだろうが!」

青木君がいよいよキレて大川君の胸ぐらを掴んだ時、大川君の中で何かがクライマックスに達した。

「ちーんッ!」

大川君は気を失った。

この騒ぎで、青木君は脱獄未遂の罪が新たに科せられ、27歳になっても刑務所から出ることはできなった。

そんな青木君に、すでに出所した大川君から手紙が来た。

「人間ドッグで診てもらったら、やっぱり僕は木魚でした」

少しして、大川君は再び刑務所に舞い戻ってきたのだった。



おわり


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