【さみ短2】M色マジック
にぃ。
「きれ~いっ」
薄いピンクの花びらが咲き乱れる様に、声を上げるまりあ。
桜の花を見ているとなんだかとても心が和む。
やはり自分は日本人なんだなぁ~としみじみ痛感する。
昔から人々に愛されてきた桜。
この桜はそんな人々のいろんな思いを受け継いできている。
喜びも怒りも哀しみも楽しさも……。
そして……、
私のこの『虚しさ』も。
「マリリン、来てくれたんだね!ありがとう!」
マリリン……?
この軽いノリは何っ?!
「話だけなら聞いてあげてもいいかな~って。ってかどーでもいいけどその『マリリン』って随分馴れ馴れしいんじゃない?」
「まぁまぁ、細かいことは気にしないでよ。これから一緒に居ることになるんだから」
「一緒?それって……どういう……」
「つまり~私の魔法でマリリンの夢探しを手伝ってあげるっ。それが私の魔法学校での卒業試験でもあるの」
「まっ魔法……?」
「私もマリリンも『一人前』になるための今日が所謂『スタート』ってわけ!」
私は『夢』でも見ているのでしょうか?
右手で頬をつねってみても痛さを感じる。
いや……これは……『夢』じゃない。
この日をきっかけにこの魔法少女シャロンと、非常に不安な共同生活を送ることとなったのであった。
薄いピンクの花びらが咲き乱れる様に、声を上げるまりあ。
桜の花を見ているとなんだかとても心が和む。
やはり自分は日本人なんだなぁ~としみじみ痛感する。
昔から人々に愛されてきた桜。
この桜はそんな人々のいろんな思いを受け継いできている。
喜びも怒りも哀しみも楽しさも……。
そして……、
私のこの『虚しさ』も。
「マリリン、来てくれたんだね!ありがとう!」
マリリン……?
この軽いノリは何っ?!
「話だけなら聞いてあげてもいいかな~って。ってかどーでもいいけどその『マリリン』って随分馴れ馴れしいんじゃない?」
「まぁまぁ、細かいことは気にしないでよ。これから一緒に居ることになるんだから」
「一緒?それって……どういう……」
「つまり~私の魔法でマリリンの夢探しを手伝ってあげるっ。それが私の魔法学校での卒業試験でもあるの」
「まっ魔法……?」
「私もマリリンも『一人前』になるための今日が所謂『スタート』ってわけ!」
私は『夢』でも見ているのでしょうか?
右手で頬をつねってみても痛さを感じる。
いや……これは……『夢』じゃない。
この日をきっかけにこの魔法少女シャロンと、非常に不安な共同生活を送ることとなったのであった。