好きだけじゃダメ?!
何時間たっただろうか
いやもしかすると何分しか経っていないのかもしれない。
ただ、目を瞑れば荒れ果てた自分の部屋が浮かんでしまって、面白いのかもよくわからないのテレビを付けてただ眺めていた
ガチャガチャッ
玄関のドアが回る音にビクッとして膝をギュッ抱えて玄関を見る
「美歩!」
玄関に瑛士が立っていて、凄く安心した
「大丈夫か?」
そう言って膝を抱えたままの私を抱きしめてくれた
「あのね・・・」
「うん」
「部屋がね」
「うん」
「グチャグチャでね」
「うん」
「鍵壊れててね」
「うん」
「スペアの鍵も無くてね」
「・・・」
「下着も写真も買っておいたペットボトルもないの」
それだけ言ってただ泣いた。
年下の瑛士なのに、まるで子供をあやすように私の頭を撫でて
「びっくりしたよな」
「怖かったな」
って言ってまた私を抱き締める。
その腕中は凄く安心でまるでこの世の辛いものから全て守ってくれそうな錯覚を起こしそうなほどだった
いやもしかすると何分しか経っていないのかもしれない。
ただ、目を瞑れば荒れ果てた自分の部屋が浮かんでしまって、面白いのかもよくわからないのテレビを付けてただ眺めていた
ガチャガチャッ
玄関のドアが回る音にビクッとして膝をギュッ抱えて玄関を見る
「美歩!」
玄関に瑛士が立っていて、凄く安心した
「大丈夫か?」
そう言って膝を抱えたままの私を抱きしめてくれた
「あのね・・・」
「うん」
「部屋がね」
「うん」
「グチャグチャでね」
「うん」
「鍵壊れててね」
「うん」
「スペアの鍵も無くてね」
「・・・」
「下着も写真も買っておいたペットボトルもないの」
それだけ言ってただ泣いた。
年下の瑛士なのに、まるで子供をあやすように私の頭を撫でて
「びっくりしたよな」
「怖かったな」
って言ってまた私を抱き締める。
その腕中は凄く安心でまるでこの世の辛いものから全て守ってくれそうな錯覚を起こしそうなほどだった