好きだけじゃダメ？！

「だから・・・・今まで・・・あり「そんな簡単にさよならなのかよ」」

ありがとうと言い終わる前に言われた瑛士の言葉が胸に刺さる


「美歩が出て行って俺はこれから毎日意味もなく心配するんだ。
大丈夫かな？・・・・襲われたりしないかな・・・
そうやって眠れない日々が続いて・・・仕事もミスして・・・
それでも心配で、そんなんなっても良いって言うの？」


切ない声なのに・・・・
内容は半分脅迫で・・・・

瑛士？あなたは何をどうしたいの？それがまったく解らない


「そんなに心配してくれなくても今度はセキュリティ万全なところにするから大丈夫だよ」


「・・・・彼氏と暮らすの？」

今度は切ない声に私は胸を掴まれたように苦しくなる



いっそ、別れたことを話してしまおうかと思ったけど
自分が卑怯者に思えて言うことができなかった


「違う」

だた一言そう答えた


「じゃ。どこ？」

急に明るい声になる瑛士


「・・・ん？何が？」


「新しい住む場所・・・」


そう聞かれて私は今日不動産屋さんに紹介された何件かの内気に入った3軒を話した


次の日私がこれを話したことにより住む場所がなくなるなんて思いもしないで・・・