好きだけじゃダメ?!
正直「お世話になります」と言う返事を聞いて俺はホッとした

昨日物件を聞いてからの俺の行動は仕事ほったらかし状態

不動産屋に片っ端から連絡を入れてようやく美歩の言ってた物件の不動産屋を見つけ金を積んで契約されたことにしてもらった。

でも、これじゃすぐに他の物件探しかねないと思い3件の共通点が家賃・セキュリティ・会社までの距離と気づき親父に頼んで全て3日間だけ契約済みにしてもらった

なんとしても3日以内に俺の家に美歩を引越しさせようと決めた。

「拓には仕事しろ!」
と怒鳴られ。
マネージャーには
「瑛士頼む仕事してくれ」
と土下座された

でも、そんなの構っていられない

下げたくないけど、親父に頭下げてまで俺はなにしてんだ?って俺も思う
でも、一緒に居たいんだ。
一緒に居たらいつか彼氏じゃなくて俺を一番に思ってくれれはずなんて子供みたいに必死になってた。


何とか思ったようにことが運びそうで今度は無我夢中で仕事した。
美歩の引越しの日俺がオフを貰えるように

根詰めて作詞した。根詰めて拓の作った曲を編曲した

そしたら思った以上に良いものができてやっと開放されて俺は2日ぶりに家に帰れて。
そして、計画通り美歩はこの家に引越しを決めてくれた

でも、用心しなくてはならない

引越しが終わるまでは・・・

俺の仕組んだ悪巧みを知られたら引越ししてこなくなる。

そのために明日から美歩の仕事をもっと増やして昼休み職場から出ないようにさせようとと思った。

俺って結構計画性あったんだとわれながら感心した。
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