好きだけじゃダメ?!
私のベッド・・・・気に入ってたの・・・・あれだけは返してもらえない?」

その言葉に一瞬瑛士の顔が曇った


「無理。もう売ったって言ったでしょ。
同じの探して買う?」


「・・・・無理。高かったし作ってもらったの。普通じゃ買えない」


そう、あれは私のおじさんに造ってもらった木製の大事なお気に入りのベッドだった。

私が凹んだ顔をしてたからますます不機嫌な瑛士


「彼氏と使ったベッドなんてここに運ぶわけ無いだろ・・・」

顔を赤くしてボソボソと話してる瑛士

「・・・・え?・・・・でも・・・」

瑛士の言葉はがよく聞こえなかった私はあからさまに心が沈む

「俺が同じやつ買ってやる。どこで買ったか言え、頼んで造った貰うから
だからうつむくな!
ベッド以外ならすぐに何でもしてやるから」

そう言って困ったな〜って感じで、でもとても優しく私の頭を撫でた


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