好きだけじゃダメ?!
あの話を聞いてから、2日ほどたったある日、美歩が自分の仕事中に珍しく俺の電話してきた


「今日、仕事早く終る?」
「なんで?」

「職場で飲み会あって、私遅くなりそうだから、夕食作れないから」

夕食作れないからって電話か〜

なんだか、ホッとした。

美歩に俺の悪巧みがバレたのかとふと不安が過ったから。


「いいよ。別に何か食べて帰るから」

そう、優しく言ったのに

「ごめんなさい。私の仕事なのに・・・」


そんな言葉に少し傷つく

仕事と思って家事やってんのか・・・

俺の胸を締め付けた

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