好きだけじゃダメ?!
なぜ私は瑛士の腕の中に居るのだろう

ねぇ~あなたは私を愛してくれるのですか?

私はあなたを現実として好きになっても良いのですか?

でも、瑛士の腕の中はとても居心地か良くて
私はこの安心の中にずっといたいと思ってしまう。


「俺を見てくれないか?芸能人の俺じゃなく1人の男として」


「・・・・」
私はずるい。
だって、答えることができないから
受け入れてしまったら後は不安しか残らない気がして


「ダメか?」


「・・・・」


「ダメでもいい。振り向かせる自信はある。
覚悟してね。
俺の好きは半端無いから!」

私の顎に手を伸ばし、私の顔を上げるとそのまま唇が塞がれた

離れた唇が少し寂しく思ってしまう
そんな私に

「美歩が俺を好きになるまで、俺はキス以外はしないから安心して」

と言って笑った。
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